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木のレリーフ「遊」ー新たな試み [木のレリーフ「遊」]


001.教授.jpg
 
 「学長?どこを見てるんですか?」
 
 「ん?そのくるくるの毛にアイディアをもらったんだよ」
 
 「ん?また私をイジル気でしょう?」
 
 「いやいや、きわめて高尚な目的のためですよ」
 
 「ん~あやしいなぁ、、、」
 
002.レリーフのスケッチ.jpg
 
 「なんですか、これ?」
 
 「毛」
 
 「w~」
 
003.木取り.jpg
 
 「45ミリ厚の材料から18ミリの板をこんな角度で切り出すと表面に対して木目の角度がすごく鋭くなるでしょう?」 
 
 「いや、それと”毛”になんの関係があるんですか?」
 
 「まぁまぁ、、、」
 
004..jpg
 
 「これが切り出した板でさぁ」
 
 「はぁ、、、」
 
 「でこれをうねった曲面に切り出すとさ」 
 
005.木のアート-1.jpg
 
 「あ!”毛” だ!!!」 
 
006.木のアート2.jpg
 
 「うぉー”毛” だらけだ!!!」
 
 「いや、”毛” が作りたかったわけじゃないけどさぁ、、、で、木目の揃った4個を選んでサンディング。」
 
007.木のサンディング.jpg
 
 「こんどはほこりだら毛ですね」
 
 
008.木目の美.jpg
 
 「ほほ~つるつるですw~」
 
009.木のサンディング.jpg
 
 「ほほ~しわしわの手ですw~」
 
 「そっちかい!?」
 
 
010.木目のアート.jpg
 
 「年輪の色の濃い線を中心に正方形をこう切り出して 並べるとね」
 
012.木のレリーフ.jpg
 
 「おー!あの”毛” のスケッチと同じですねー!!!このタイトルは”毛” ですか!?」
 
 「そ、そんなわけないだろ~」
 
 
 
 
 
 
 
013.木のレリーフ、木のアート「遊び」.jpg
 
 木のレリーフ 「 遊 」
 
 
 「うぉーーー、いいじゃないですか!?なんかこれ新境地ですね!?」
 
 「うん、新たな試みでね」
 
014.レイヤー.jpg
 「このレリーフはブログで出会ったお客さんからの注文なんだけど、お話をいただいてから一年近くも待ってもらったんだよ。その頃はまだマグネットのように具象的な形のデザインに力を入れていた時期だったので、気持ちが抽象形に戻るまで待っていただけますか?ということで今までかかったんだ。」
 
 「よく待って下さいましたねぇ、、、」
 
 「うん、ありがたいことだったよ。」
 
 「でね、このデザインは製図ソフト上でレイヤーっていう機能があって、上の図のように4枚のガラスの上に下から四角、丸、三角と一番上にレリーフのパーツを置いてその4枚のガラスをXY方向にそれぞれに動かしながら上のフレームから覗いて、面白い構成のところでデザインとするというやり方にしたんだよ。」
 
 「なるほどそれは学長にとって初の試みですね」
 
 「うん、この方向性で少し作ってみようかな?と思っているんだ。」
 
 「ふむふむ」
 
 「他の細部も見ていこうか?」
 
015.木のアート.jpg
 
 「これもなかなかの曲者ですねぇ」
 
016.木のアート.jpg
 
 「あ、クモの巣!」
 
017木のアート.jpg
 
 「おーいい縞具合ですなぁ~」
 
 
018.木のアート.jpg
 
 「うんうん」
 
 
 
019.木のレリーフ.jpg
 
 「う~ん山並みですかね?」
 
020.木のレリーフ.jpg
 
 「月に代わっておしおきよ!」
 
 「え!?」
 
 「は?」
 
 「そうそう、この背景はね、1.6ミリ厚の積層ベニアをカッターで切って面を取ってそれぞれに着色をしてから全体をウレタンのクリアで塗装したものなんだ。」
 
 「なかなかいい色が出てるじゃないですか?」
 
 「うん、それぞれの色を最低5回は重ねているんだよ~、けっこう苦労したなぁ、、、。」
 
021.木のレリーフ.jpg
 
 
022.木のレリーフ.jpg
 
 「はぁ~いい目がでてるじゃないですか?」
 
 
023.木のレリーフ.jpg
 
 「ほ~美しい~」
 
024.木のレリーフ.jpg
 
 「オンタイムプロジェクトの再来ですね?」
 
025.木のレリーフ.jpg
 
 「うーん、たまんないですなぁ、、、」
 
 
 
 
 
 
026..jpg 
 
 「ところで学長、、、結局何個に一個で採用にしたんですか?」
 
 「ん?ん~3個に一個、、、何か?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
027..jpg
 
 「これからは2個に一個にして下さい!!!」
 
 「なんで?」
 
 「なんで?って、あなたには採算という概念はないのですか!!!?」
 
 「ん?それなぁに?」
 
 「は!!!?」 
 
 
 
 
 

 



 

 

 オンタイムプロジェクトが終わっても仕事はあるし、決算はあるし、でもなんだか気力が沸いて来なくて妙な日々でした。おまけにパソコンが壊れて使い始めた古いパソコンは遅くて遅くて、niceの押し逃げで精一杯です。すんません、、、。

 それでも元気でやってます。だんだん暑くなってきましたね。熱中症などにはお気をつけ下さい。
 
 

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KAZUYA

新たな試み面白いですね(^-^)/

また少し可能性が広がっていくよう
なワクワク感があります♪
by KAZUYA (2013-07-23 08:25) 

トックリヤシ

木目のマジックですね。。。(^^
by トックリヤシ (2013-07-23 11:04) 

engrid

kuniさんは、魔法の手をお持ちで
ビビット、きたら、ビビッがピットヒットするまで
素材と対話ね、、
これから、ますます楽しい!
by engrid (2013-07-24 01:23) 

みち

スケッチ通りに木目が出ちゃうとこが、流石です。
山になってる不採用の、欲しいなぁ~。

レイヤーって説明が難しいですよね、何度言っても理解してくれなくて困った経験があります。レイヤー分けして図を描くと後が楽なのに。。。

オンタイムさんへ行ってkuniさんの友達なんです!って言って写真撮らせてもらいました。そのうち(?)アップしま~す^^
by みち (2013-07-24 01:35) 

hatumi30331

元気そうで安心しました。^^
いい仕事を続けてると・・・・
必ず結果が付いて来ると思います。^^
by hatumi30331 (2013-07-24 08:33) 

天然砥石尚

すごい技術m(_ _)m
美しいです(^-^)
真っ直ぐに削るだけでもヒーヒー言いながらやっているのにこれだけ繊細な曲面を出すなんてkuniさん凄い((((;゚Д゚)))))))
技術も凄いけど何よりアイデアがトテツモナイ( ´ ▽ ` )ノ
僕なら頭パンクして湯気が出ています(笑)
by 天然砥石尚 (2013-07-25 23:03) 

HEIJI

綺麗ですねー。
もはや木目を「描いてる」んですね・・・。
頭の中に木目が3Dで入ってるから出来る技ですね。
もう3Dソフトもいらないのかも・・・
by HEIJI (2013-07-26 08:20) 

kuni

>KAZUYAさん、ええ、この方向性も出来ることは無限にありますよね。バックの素材をまったく変えたり、バックにも立体感を持たせてパーツとのからみがあったりとかいろんなことが出来ると思います。

>トックリヤシさん、はい、kuniマジックです!(笑)

>engridさん、駄洒落におつきあいいただいて、なかなかお茶目なengridさんです~。

>みちさん、え、みちさんが撮った写真がどんなかとっても見たいのですけど、、、(たぶん、ですか?)
 後ほど連絡します。

>hatumi30331さん、おおきな仕事が終わってしまったので、これからが勝負です。この先も調子がよければ本物かなぁ?

>天然砥石尚さん、こちらにも来て下さって、ありがとうございます。「僕なら頭パンクして湯気が出ています」これけっこう笑えました。僕もしょっちゅうですからあっはっは!

>HEIJIさん、3Dが使いこなせたらどんなにいいかって、プレゼンの時はしみじみ思いますよ~。そんなこと言わないで!

by kuni (2013-07-27 18:48) 

chalice

こんにちは。
木目と色使いがいい感じにマッチしていますね。流石!すごいです。
by chalice (2013-07-28 12:53) 

opas10

今回は、毛がどう展開するのか全く読めないうちに、すごい作品が出来あがったので予想外の展開にビックリです。そして最後のオチも予想外でした(笑)
by opas10 (2013-08-04 15:44) 

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